月別アーカイブ 4月 2012

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臨床データマイニング・センターの設立(ただしオランダでのお話)

Viscovery Software 社は、親会社のBiomax Informatics AGとのコラボレーションで、オランダのCIRO+の新しいデータセンターの設立に貢献しています。これは慢性閉塞性肺疾患(COPD)の患者の層化とターゲット療法のための、世界初の患者中心型の統合ナレッジマネジメントシステムです。
「CIRO+ データセンターは、各患者についてキャプチャされた6000の臨床データポイントによる過去6年間で3000人以上の患者の体系的な事前・事後評価データに基づいて、患者の転帰をよりよく理解することをはじめて可能にします。先端技術を用いて効果的に臨床知識を生かすことのできるインパクトは過大評価ではありません。これは、患者のケアと治療コストのよりよい管理の両方に有効です」とCIRO+データセンター設立のプレスリリースで、CIRO+理事長のWouters教授が述べています。
このプロジェクトに加えて、SOMテクノロジーを用いたViscoveryのデータマイニング・アプローチは、臨床データを検討し、遺伝子データをクラスタ化することにより、バイオマーカーの候補の同定をして医学研究をサポートしています。最近では、薬効のみならず応答性の患者と非応答性の患者を区別するための臨床データのクラス分類のプロジェクトでも成果を上げています。
胃がんの治療薬の特定の効果を調べる国際がん研究プロジェクト(www.cancermotisys.eu)は、その3年目を迎え、終了間近になっています。Viscoveryは、がん細胞の運動性と遺伝子発現データの間の関係性を調べることに携ってきました。

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ペタバイト級データマイニング

恒例のKDnuggetsのオンライン投票ですが、現在、「今までで分析した最大のデータセットは?」という投票をやっています。
これによると平均的なサイズは数10メガバイトで、テラバイト級もめずらしくない(1シグマあたり)になってきているようです。そして、さらにペタバイト級のデータを分析していたと回答した人も全体の数パーセントいます。
KDnuggetsの読者には、データマイニング業界の先導的な立場の面々も多数いて、投票者数が数100人(現在のところ200人ちょっと)なので、層に偏りがあることは織り込み済みでやっている投票です。
日本でも昨年あたりから「ビッグデータ」が流行語になっていますが、大規模なデータマイニングがかなり一般化してきていることがわかります。
ビッグデータのマイニングには、コンピュータの計算パワーを増大させる方向と、データを圧縮・要約して計算をスマートにさせる方向とが考えられます。前者は多数のサーバーを集積させたデータセンターであり、いわゆるクラウド・コンピューティングです。後者はViscoveryに代表されるSOM(自己組織化マップ)アプローチです。

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XLSTAT 2012.3 リリース

Addinsoftは、XLSTATのバージョン2012.3 を発表しました。この新バージョンには、下記の新機能が追加されました:
– XLSTAT-MX にパネル分析ツールが追加されて、パネリストの信頼性をとても素早く評価できて、彼らが製品を区別できるかどうかを分析できます。
– XLSTAT-Life が、単純デミング回帰および重み付きデミング回帰、 Passing Bablok 回帰の補完によって拡張されました。
– XLSTAT-SPC でのRRX分析が、複数の従属変数を同時に取り扱えるように改良されました。
– XLSTAT-Pro が、範囲に基づく “グループ化”機能で補完されました。

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<緊急課題>歩留まり向上技術

日本の電機メーカーが半導体や液晶の歩留まりが上がらずに喘いでいます。
どこに問題があるのか?ズバリ言うと、データマイニングへの対応の遅れだと思います。
現在の半導体や液晶の製造工程は、極めて高度に微細化・複雑化しており、製造プロセスでの制御因子が数千個から1万個のオーダーに達しています。もはやQCサークルなどはもちろん、タグチメソッドのような品質工学も遠く及ばない領域に達しているのです。日本のメーカーは、これらに代わる新世代の科学的手法の導入に遅れをとってしまったようです。
もちろん、データマイニングなら何でもよいわけではありません。一般的に販売されているデータマイニング・ツールでは、数千個もの説明変数を用いて最適化モデルを作成できるような手法は提供されていません。
このまま行けば、たぶん日本の電子産業は終焉の時を迎えてしまいます。もし日本の電子産業が滅ぶとしたら、それは優秀な技術者を厚遇して来なかったことへの報いとして受け止めざるを得ないでしょう。それはそれで運命かも知れません。
しかし、もし少数でも、ものの道理のわかる技術者が残っているのなら、日本の未来を取り戻すために、今起ち上がって欲しいものです。マインドウエア総研は、そのためのお手伝いができます。ぜひ1日も早くご相談ください。

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農畜産業のリスク・マネジメント

HUGINは、豚の生産に焦点をあてた農畜産業のリスク・マネジメントに関するプロジェクトに参加することを発表しました。このプロジェクトは、Norma and Frode S. Jacobsens Fond および Nordea Bank Fondenによって出資されています。プロジェクトのコーディネータは、コペンハーゲン大学・食品資源経済学研究所・Mogens Lundです。
プロジェクトの主な目的は、ベイジアンネットワークを用いて、農場レベルの財務リスク・マネジメントのためのwebベース・ソリューションを開発することです。
プロジェクトのwebページ(デンマーク語)は、こちらです:http://risiko-svinebrug.hugin.com/

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BIOTRACEプロジェクトが終了

2011年の終わりをもって、BIOTRACERプロジェクトが成功的に終了しました。BIOTRACERの目的は、飼料と容器に入った飲料水を含む食品の想定外または故意の微生物汚染の追跡を改善するツールとモデルを作成することでした。
HUGIは、BIOTRACERプロジェクトの成功に重要な寄与を果たしました。これは、新しいソフトウェア・ツールの開発と、既存のHUGINツールの拡張と改良を含みます。BIOTRACERに関するHUGINの情報は、次のサイトにあります: http://milk.hugin.com
http://data.biotracer.hugin.com
http://biotracer.hugin.com.
DTU Dynamo は、最近、BIOTRACERに関する論文を出版しました。ただし、デンマーク語。
詳細はBIOTRACERオフィシャルwebサイトで:http://www.biotracer.org/