日別アーカイブ 2019年4月10日

投稿者:Kunihiro TADA

偽Viscoveryにご注意ください。

先週、東京で開かれたAIの展示会では、ほとんどの出展企業の出展内容が判で押したように同じ内容だったとのことでした。(私はぜんぜん興味がないので行きませんでしたが)

そりゃあそうです。どうせみんなTensorFlow, Kerasといったオープンソースのツールを使って、流行に便乗したビジネスをやろうとしているだけですから。独自の技術を持っている会社というのは、1000社に3社ほどしかないでしょう。

弊社と長年、共同でビジネスを行ってきたViscovery Software GmbH(本拠地:ウィーン)は、90年代から四半世紀にもわたってコツコツとこの分野の独自技術を培ってきた会社です。Kohonenの自己組織化マップ(SOM: Self-Organizing Maps)をベースとしたデータマイニング技術では、世界的な名声を誇っています。現在では、従来のSOMにとどまらず、確率によるSOM(というかトポロジー保持マップ)の計算の厳密化や、さらにSOMディープラーニングの技術も開発しております。本物の独自技術の1つがここにあります。

今日、大手電機メーカー様からお電話を頂戴したのですが、残念ながら、本家本元のViscoveryではなく、その名前を騙っている台湾の会社と間違ってお電話を頂いたようでした。去年ぐらいから、そういう会社があることに薄々気づき始めたのですが、この会社は我々のViscoveryとはまったくの無関係です。どうやらディープラーニングによる画像認識を提供しているようです。どれほどの技術水準なのかは不明ですが、たぶん裏側は標準的な技術を使っているものかと思われます。つまり、インターネットでサービスを提供するための通常のITに比重がかかっていると思われます。それでも優秀な技術者を揃えれば、それなりの結果が得られることは十分に期待できることでしょう。

しかし、何度も言いますが、あれは我々のViscoveryではありません。ちなみに、Viscoveryという商標は、我々、すなわちウィーンのViscovery Software GmbHが国際商標を取得しています。viscovery.comというドメイン名は、紛れもなく我々が過去に使っていたドメイン名です。我々がviscovery.netに変更した後に、その会社が、そのドメイン名を取得したようです。ちょっと、この辺は、どうやら我々が下手な手を打ったかもしれません。

「悪貨は良貨を駆逐する」というように、オリジナルよりも、流行の後を追って上手に資金を獲得した模倣ビジネスの方が成功してしまうという可能性も十分すぎるほどあるのですが、ここは声を大にして言わせて頂きます。本家本元はあくまでもウィーンのViscovery Software GmbHですからお間違えありませんようお願い申し上げます。