Max-Diff分析 -コンジョイント分析の簡易バージョン

投稿者:Kunihiro TADA

Max-Diff分析 -コンジョイント分析の簡易バージョン

前の投稿で、世間で広く流布されている「数量化I類でコンジョイント分析というのは、あまり信頼性の高い結果が得られない」ということを述べました。コンジョイント分析の難しさは、調査の実施の部分であって、分析手法のレベルを落として、それに調査の内容を合わせるのは本末転倒です。MONANOVAなどの手法は高度ではありますが、その計算はソフトウェアが実行するのですから、より高度な手法を使わないのは損でしかありません。

もし、コスト的な理由などから「コンジョイント分析的な調査分析をより簡単に行いたい」ということでしたら、Max-Diff分析をお勧めします。

Max-Diff分析は、基本のコンジョイント分析や選択型コンジョイント分析と似ているのですが、コンジョイント分析および選択型コンジョイント分析では、複数の特性(因子)で記述された製品を順位づけしたり、最も好ましい製品を選ぶのに対して、Max-Diff分析は、多数の特性の中から、実験計画法に基づいて、3つとか4つの特性の組み合わせを提示して、最も重要な特性最も重要でない特性を回答者に選んで貰います。

Max-Diff分析により、企業は製品のどの特性に力を入れるべきかがわかります。

EXCELでのMAX-DIFF分析チュートリアル

投稿者について

Kunihiro TADA administrator

マインドウエア総研株式会社・代表取締役。テクニカル・ライター、技術翻訳家、技術評論家。1982年より理工学出版社で情報通信/ニューメディア等の技術者向け先端技術セミナーの企画・運営に従事。LANをはじめ今日のITの基礎となる技術テーマの多くを取り扱った。1985年より大手コンサルティング会社で、先端技術分野の技術動向分析業務に従事。1986年に開催したAIチップ・セミナーは、ファジィ推論チップ等の当時の最先端のAI技術を国内に紹介して、国内のファジィ・ブームのトリガーとなった。1990年から技術評論家として、マルチメディアおよびCG関連の解説記事を執筆。1994年からはインターネットに活動基盤を移し、海外とのビジネスを開始。2000年よりViscovery、2003年よりXLSTAT、およびHuginのパートナーとなる。現在は東京を離れ、岡山に拠点を置いている。かつては産業界のブームを次々とビジネスのネタにしたが、現在はソフトウェアのライセンス販売に注力して、スローライフを決め込んでいる。                               これまでの経験から痛感することは、「人間のやることは、よくて3割程度しか当らない。ブームに寄り集まる人々はほぼ間違いなく成功しない。ビジョンがないからだ。彼らを相手に商売をすると、一時的に成功したかに見えるときもあるが、気づかないうちに自分も同類になっているだろう。流行を追ってはならない。他人がやらないことをやれ。腹の底から『本物だ』と思えることに専念するのが本望だ」

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