月別アーカイブ 12月 2021

投稿者:Kunihiro TADA

2025年、日本円はまだ健在だろうか?

まったく科学的根拠のないお話ですが、大政奉還(1867年)以降の近代日本の歴史は、40年ごとに吉凶が交代しています。日露戦争の勝利が1905年で、これを機に日本は西欧列強と肩を並べることができるようになりました。ところが、その40年後の1945年に米国との戦争に敗れ、国土は焦土と化しました。そこから奮闘努力して、その40年後の1985年には経済大国となり、”Japan as No.1″と称賛されるに至りました。

2025年には、いったい我々はどのような日本を体験することになるのでしょうか?1990年代以降、あらゆる分野で日本の負けが積み重なってきました。GDPでは現在辛うじて世界第3位ということになっているのですが、1人あたりGDPでは24位と惨敗です。現在の日本を支えているのは、1億2580万人という比較的大きな人口と、自国通貨・日本円の存在です。

現在、政界の政策論争では、緊縮財政・財政健全化を進める派と、どんどん国債を刷って景気浮揚するべきだという派に分かれています。前者は「借金は返済しないといずれ破綻する」というごく常識的なものの考え方であり、後者は「個人や企業の会計と国の財政は異なる。強い自国通貨を持つ国は、インフレになり過ぎない範囲であれば、いくら国債を刷っても破綻することはない」ということを言っています。いわゆるMMT(現代貨幣理論)と共通する考え方です。

経済学の専門家ではないので、難しいことはわからないのですが、たぶんMMTは正しいのだと思います。いや、今までは正しかったというべきなのかもしれません。国がどんどん国債を刷って公共事業を拡大してくれると、経済活動が活発になり、我々国民の懐具合もよくなりそうな景気のいいお話です。ぜひともそうあって欲しいと願うのですが…

その大前提は、「自国通貨の発行権を握っている」ということにあります。現在、これが大きく揺らぎ始めています。

中国がディジタル人民元を発行すると言っています。現在、国際送金は米ドルが支配しています。銀行に行って国際送金を申し込むと、銀行はSWIFTというシステムを使って送金を行います。詳しいことはわからないのですが、日本からヨーロッパの会社にユーロ建てで代金を支払う場合も、現在は一旦米ドルに替えて送金が行われ、最終的にユーロで先方の口座に振り込まれる仕組みになっているようです。中国がディジタル人民元の開始を急ぐ理由は、米ドルを介さずに国際決済を可能にするためだということのようです。

2022年は中央銀行ディジタル通貨(CBDC:Central Bank Digital Currency)元年になることは確実で、今後、4~5年かけて、世界で苛烈な通貨競争が繰り広げられることになるでしょう。ディジタル人民元に加えて、米ドル、ユーロ、そして円が覇権を賭けて競うことになるでしょう。今までは、「日本国内では円を使うのが当たり前」と思われてきたのですが、もはやその常識が通用しなくなる世界に突入しようとしています。我々はもうインターネットのある世界で暮らしているからです。25年前に我々の日常にこれほどまでに、GoogleやAmazonなどが浸透するということを想像できたでしょうか?それと同じことが通貨で起きてももはや何ら不思議はないのです。便利であれば、人々はあっと言う間にそちらになびいてしまいます。

利便性に慣らされて、我々日本人が円を使うことを忘れてしまうということも、かなり現実味を帯びてきているように思えます。マクロな視点では「日本を守りたい」という気持ちがあったとしても、日常の生活やビジネスでは、他国のデイジタル通貨が便利であれば、ついついそれを使うことになってしまうでしょう。「便利になって、ああ良かったぁ」と思いきや、2025年、日本円がディジタル通貨競争に敗れ、日本円の価値がゼロとなり、もう国債で経済を支えることはできなくなって、我々は皆貧乏になってしまうということもあり得ます。我々は世界からみると大きな借金を背負った片田舎の住人になってしまうのかもしれません。

これからの数年間の通貨競争の嵐をどう乗り切るかで、我々の命運が決まるのかもしれません。

 

 

 

 

投稿者:Kunihiro TADA

HUGIN 9.1 リリースされました

HUGINソフトウェアのバージョン 9.1 での主要な改良点は、HUGIN Graphical User Interfaceの実行モードでノードとモニターの間をトグルするオプションです。さらに、In addition, a  HUGIN Graphical User Interface と HUGIN Decision Engineに新しい構造学習アルゴリズムが追加されました。
Windowsインストール・パッケージでは、Windowsオペレーティング・システムの新しいバージョンをサポートするように改良されました。

HUGIN Graphical User Interface v. 9.1

HUGIN Graphical User Interfaceは以下のような新機能で改良されました:
• 実行モードでノードとモニターの間をトグルすることが可能になった。
• Look & Feel にテーマが追加されて新しく拡張された。
• 学習ウィザードが、構造学習のための階層型単純ベイズ・アルゴリズムで拡張された。
• 大規模な CPT(条件付き確率表)と数式の印刷サポートを改良。
• ノード選択ボックスの内容が簡単な選択のために並べ替えられた。
• その他の小さな改良。

その他、HUGIN Graphical User Interfaceの性能を向上させる改良がなされました。

HUGIN Decision Engine v. 9.1

HUGIN Decision Engineは以下の機能で拡張されました:
• 構造制限モデル(階層型単純ベイズ)を学習するための新しいアルゴリズム
• Visual Studio 2022のサポート