XLSTAT-Proを使ってMantel検定を実行するにはどのようにしますか?

Mantelの検定は2つの近接行列の線形相関 (非類似度または類似)を計算し、検定するのに役立ちます。Mantelの検定はしばしば生態学において、複数の地点の間に相違点があるかどうかを、一方 の地点での種の豊富さという点や、地球物理学的特色が関連しているかどうかという点から検定するために用いられます。ここで挙げる例は遺伝学の分野のものです。

このチュートリアルで使うデータと結果を含むExcelシートはこちらからダウンロードできます。このチュートリアルで用いられているデータは、アフリカのさまざまな地域に生息する昆虫の母集団間の遺伝的距離が、地理的距離と関係しているかを判定することを 目的とした研究から得られたものです。遺伝的距離はさまざまな母集団間の遺伝子頻度 (ここでは1種類の遺伝子にのみ着目)の差異として測定されます。地理的距離は、気候距離および研究対象地域間の距離(キロメートル)に基づいています。

Mantelの検定ダイアログボックスを立ち上げるには、XLSTATを起動し、XLSTAT / Manteの検定コマンドを選択するか、 XLSTATツールバーのMantelの検定ボタン (下図参照)をクリックします。

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ボタンをクリックするとダイアログボックスが表示されます。次に1つ目の非類似度行列 (A)と2つ目の非類似度行列(B)にそれぞれ対応するデータを選択します。詳細な結果が表示されるように、「Distribution」オプションと 「Charts」オプションを有効にします。 行列の行と列ラベルが選択されているため、「Labelsを含む」オプションが選択されたままにしておきます。「More」ボタンをクリックして詳細なオ プションを表示します。行列のサイズが5x5と小さいため、XLSTATに正確なp値を計算するために完全な順列集合を計算させることができます。 また両側のp値を計算するため「Two-tailed」(両側)オプションを有効にします。

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OKボタンをクリックすると計算が開始され、新しいExcelシートに結果が表示されます。1つ目の結果から、2つの行列の距離の間に何らかの相関があるかどうかを視覚的に証明することができます。

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次の表はMantel r 統計量と、これに対応する120個の可能な順列から得られた両側のp値を示しています。この結果からもわかるように、「行列間には相関がな い」という帰無仮説を棄却するべきです。結論として、遺伝的距離と地理的距離は相関していると見なせます。

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最後のチャートはp値が得られた分布を示します。

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